吉川文子 KOUGLOF

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バターを使わない焼き菓子の本

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発売中のオレンジページ2月2日号の
別冊付録「バターを使わない焼き菓子の本」。

お手に取ってくださったみなさまからのお言葉、
ツイッターやインスタグラムにアップされたお写真を
毎日嬉しく拝見しております。
どうもありがとうございます!

本誌のテーマが
「ほぼ一冊まるごと新年おなかやせスペシャル!」
ということで、付録の小冊子にもヘルシー素材を使った
お菓子をいくつかご紹介しております。

生おからを使ったお菓子もそのひとつ。

実は私にとって、今回が初の試みでした。

生おからの水分と特有の香りをどうすればいいかな、
とあれこれ試作しているうちに、アレンジするのが楽しくなって、
1~2品で、と言われていたところをいくつも作ってしまいました。


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特にスコーンは気に入って、試作品を毎日のように食べていましたね。

クッキーもスコーンもポイントはしっかり火を通す、
ということでしょうか。
ちゃんと火を通すことで生おからの水分が飛んで
湿っぽくならず、サックリとした食感が生まれ、
香ばしさも加わって美味しくなると思います。

レシピの焼き時間と温度は
ご家庭のオーブンによって若干変わってくるかと思いますので、
写真の焼き色を参考に、色が白っぽいようでしたら温度を
10℃~20℃上げる、あるいは焼き時間を3~4分延ばして
いただくといいのではないかと思います。

生姜とパイナップルのスコーンは、
最近、台湾スイーツが流行っているので、
その雰囲気を出してみたい、と思って取り入れました。

ポイントはパイナップルの水分をしっかり除くこと。

缶詰のパイナップルは大変水分が多く、
軽くペーパータオルで拭いたくらいでは水っぽさが
残って生地がベタベタになってしまうのです。

そこで、レシピにもありますように、
ペーパータオルごと、躊躇せずに
手でギュッと絞るくらいが丁度良いです。

生姜を加えることで、パイナップルの甘さが
すっきりと引き締まった感じになりますので、
こちらもおすすめです♪



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そしてこちらは究極のヘルシーさをねらった(?)
大豆ときな粉のクッキーです。

大豆の水煮って、普段あまりお菓子に使うことは
ありませんよね。

きな粉と合わせると、大豆が原料のもの同士、
お菓子にしてもしっくりくるから不思議です。

これもしっかり焼き切っていただくと、
香ばしくてサクサクの食感になります。

焼き上がりのチェックの仕方としましては、
表面だけでなく、裏側も色づいているかどうか
確認してみてくださいね。


バターを使わない焼き菓子、特にクッキーとスコーンは、
まず液体を正確に測るのがポイントになります。

大匙や小匙ですと、測り方によって分量が微妙に変わってしまい、
生地がべたついたり、まとまりにくくなる原因になりますので、
生地に加える牛乳や植物油はグラムで表示させていただきました。

牛乳は豆乳に替えてくださっても大丈夫です。

加える具材を変えたり、粉の一部を全粒粉に変えてみるなど、
いろいろにアレンジするのも楽しいですね!

        
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  • posted by 吉川文子 2016-01-25T12:36:03
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